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理想の可愛い顔が描けるようになりたくて研究した話

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みなさんこんにちは!アナログイラストレーターの雲丹。です。
突然ですがみなさんキャラクターのお顔を描くことは好きですか?

私のブログを見てくださっている方には普段からキャラクターイラストを描かれている方も多いので『顔を描く事が好き!』という方も少なくないのではないかなと思います。

ちなみに私は顔を描くのは大の苦手です!
どのくらい苦手かというと1枚の絵に何十回も描き直すくらいには苦手です😂顔だけに1時間以上費やすのもザラにあります。

雲丹。

描けなさすぎて毎度涙垂らしそうになるくらい苦手意識があります…😭

そんな中で最近趣味でVRChatの動画を見るようになりまして、そこで見る方たちのアバターが可愛いのなんの…!!VRChatをする予定は全くないのにも関わらず、BOOTHで販売しているアバターを眺めるのが趣味になりつつあります。

そんな中でふと、「かわいい顔ってなんだ…?」という気持ちが芽生えてきて、一般的にかわいいと言われる顔立ちを言語化して自分の絵に取り入れてみよう!と思い立ったのが今回の記事を書くきっかけとなりました。

目次

現状感じている顔を描くことについての悩み

今現状感じている自分の描く顔でここ直したいな、嫌だなと思うことは以下の3つです。

  • 自分が想定しているより少し大人っぽくなってしまう
  • 目が縦長でドール感があまりない
  • 全体的に顔の印象が薄い

自分が想定しているより少し大人っぽくなってしまう

自分の理想とする年齢層が大体12歳〜15歳くらいなのですが、絵を描いていると17歳〜20歳くらいの気持ち大人っぽい顔立ちになってしまうんですよね。ドール感を意識するとよりそれが顕著に現れてしまうのが悩みです。

雲丹。

顔は好きだけど結構大人っぽいなあと思ってしまう…

目が縦長でドール感があまりない

逆に幼さを意識すると自分の理想とするドール感(上の作例みたいな顔のイメージ)が薄くなってしまって、理想の顔かと言われると『なんか違うな…』となってしまうことがよくあります。

雲丹。

想定する年齢には近いけど、ドール感がない!😭

全体的に顔の印象が薄い

普段は顔が描けない代わりに衣装デザインやらヘアアレンジやらを死ぬほど頑張っているので顔の薄さ的なものはあまり目立たないのですが、衣装をシンプル(フリルなし縛りやセーラー服などのシンプルな服)にしたりするとかなり顔の印象が薄いなあと感じるんですよね。

でもこれは衣装デザインやらヘアアレンジをする事が大好きだし、今後絵を描いていく上でやめるつもりはなく、その辺りは補えると思っているのであまり気にしないようにしています。

そんなこんなで、『幼さとドールフェイスの両立ができない!』というのが今回の悩みです!

自分が思うかわいい顔は?

先に述べたように、まず大前提として私は12歳〜15歳くらいの子供から大人になるまでの絶妙な年頃の顔とドールのような顔のパーツが好きです。

なので私の「かわいい顔」の基準は幼さとドール感が感じられるかどうかという基準で判断していきます。

特に私が考える理想の女の子像として『GOSICK』という作品に出てくるヴィクトリカという女の子がいるのですが、その少女の作画を担当している武田日向先生の絵柄が大好きなんです。

なので「雲丹。が描きたい理想系はこれなんだな」ということを念頭に置いてこの記事を読んでいただけるとよりわかりやすいかなと思います。

雲丹。

余談ですが小説の内容も面白いのでご興味ある方はぜひ読んでみてね!

かわいい顔、好きな顔を言語化してみる

ひとまずVRChatや日々見ているイラストの中で「顔がかわいい!」と思った顔を分析してみました。この時、全体の雰囲気や色合いをつい見てしまうのですが、今回は顔だけに意識を向けてみます。

その中で気がついたことは以下の3つです。

  1. アイラインが太い
  2. 輪郭が丸い
  3. 顎の角度が浅い

①アイラインが太い

まず気がついたことは、アイラインの太さです。自分の絵のアイラインと比べてみると『約1.5倍〜2倍くらい』の太さがあるなあと感じました。

萌え系のイラストや顔に力があるイラストレーターさんの絵柄はかなりアイラインが太めに描かれていることが多いみたいです。アイラインにも描き込みができると考えるとアイラインが太いのも納得ですね…!

雲丹。

アイラインの太さは意識した事がなかったので新発見でした!

②輪郭が丸い

最近は意識しつつあるのですが、幼い顔立ちの子はぷにぷにとした柔らかい肌質のイメージなのでその感じで輪郭の角張りが少ないです。

かくかくとしてしまうと細さや骨感が出てしまうのでシュッとスリムな印象は感じやすいのですが、幼さからは少し離れていくみたいですね。

スリムな子は大好きだしその華奢な感じも表現したいのですが、それを意識するあまり理想より大人っぽくなってしまうのが難点だったので、『顔は丸い方が幼くなる』というのは良い気づきだったなと思います。

雲丹。

私は意識しないとエラのところがカクッとなりがちなので丸さを意識したい…!

③顎の角度が浅い

言葉で説明すると一体どこのこと?と思われると思うので、図で表したものがこちらです。

輪郭が丸いこととほぼ同義ですが、幼い顔立ちほどより頭の大きさが正円、もしくは横長の楕円に近いのかなと思います。なので角が取れて丸に近いほど幼くなっていく、という認識で良さそうです。

雲丹。

逆にしっかり丸いとデフォルメ感が強くなってしまうからそこは好みに合わせてちょうど良い塩梅を見つけていきたいですね。

自分の絵の中で変えたい要素と変えたくない要素を割り出す

次に自分の絵の中で変えていきたい要素とそのまま残したい要素を割り出します。

変えたい要素

ほぼ全部変えたい気持ちではありますが、特に変えたいところは上の章で記載したことの3点です。

  • アイラインを太くする
  • 輪郭を丸くする
  • 顎の角度を浅くする

変えたくない要素

逆に変えたくない要素はこんな感じ。

  • 下まつ毛を描きたい
  • 瞳のフチを描きたい
  • ハイライトは控えめ

この辺りはドール感を意識した要素なのでこれからも取り入れていきたいなと思っているところです。

変えたい要素と変えたくない要素を把握したら実際に自分の絵柄に取り入れてみます!

実際に自分の絵柄に取り入れてみる

かなりお見苦しいですが、実際に意識して描いてみたものはこんな感じ。
なんだかうまくいきませんでした。

雲丹。

なんでだ〜〜〜!!!😭

自分の中では『これさえ抑えればうまくいく!』と思っていたのですが、なかなか好みの顔にはなりませんでした
アイラインも太くしたし、輪郭も丸くしたし、顎の角度も丸くした…!なのに全然理想の絵柄にならない…なんで?となったので、今度はドール顔の方に着目して改善点を探していくことにしました

好きな顔立ちと比較してさらに改善する

幼い顔意外に好きな顔は最初に言った通りドール感のある顔なんですよね。特に好きなのは色とりどりの丸い瞳だったり、下まつげや涙袋、口元なんかも大好きです。

そんな中で注目したのはの瞳全体の形と顔に対する瞳の大きさです。

雲丹。

幼い子ほど目が大きい方がいいだろう!』という固定観念があったので目も大きく描いていたし、それにより必然的に目が縦に伸びてしまうことがよくあったんですよね。

しかし実際に好きなドールの顔立ちを見てみると、瞳全体の形は正円や横長の楕円に近く顔に対する瞳の大きさ自体は思ったより小さいのでは?ということに気がつきました。

ドールはイラストチックのものよりは少しリアルよりのお顔立ちが私は好きなので(『スーパードルフィー』と検索してもらうとわかりやすい)リアルの人間の顔からしたらドールの瞳のサイズは大きく感じるのですが、実際にイラストとして描く場合は私が思っているサイズよりも小さいんだなということに気がついてしまった訳です。

瞳のサイズ自体は小さいけど、位置は下の方に寄せる。』それを意識して描いてみた顔がこちら。

雲丹。

ん!?なんか急に好みの顔が描けるようになったぞ!?

別の角度でも描いてみます。

雲丹。

いいんじゃないか!?

かなり好みの顔が描けて自分でも驚きました。描いている時は最初に意識していたアイラインの太さや輪郭の丸さも同時に意識しています。

軽く色も塗ってみた。

個人的には幼さとドール感のバランスが今までで一番取れているような気がします。

瞳のサイズ自体は自分が思っているよりも小さい
瞳は小さくても位置を下に下げれば幼く見える
アイラインを太くすることで瞳が縦長になりにくい

という3つのことに気がついたおかげでだいぶこれまでの悩みが解消されたんじゃないかと思いました!

雲丹。

個人的には革命的な発見でしたね…!

まとめ

いかがでしたでしょうか?意外と『理想の顔ってなんだ?』と言語化する機会は少ないのでこうして今回言語化してみて少しでも自分の理想とする顔を理解し、そして自分の絵に落とし込む事ができて嬉しかったです。

雲丹。

今回はまだお試しの気持ちで描いてみただけなので、今後制作していく絵の中でどのように変化するかはわかりませんがこれから『顔を描くのが楽しい!』という気持ちが少しでも増えてくれたらいいなと思います!

顔描くのが苦手な方、理想の顔がなかなか描けない方は是非言語化して自分の理想を追い求めてみてください!

からだを描くのも大の苦手なのでからだ編もいつかやってみたいな。

この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました!


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