みなさんこんにちは!アナログイラストレーターの雲丹。です。
皆さんは年明けに今年の絵の目標について考えたりしますか?先日、このテーマでXに投稿したところ、思った以上に共感の声をいただきました。
その反応を受けて、新年は自分の絵の方向性を見直す良いきっかけになるかもしれないと思い、この記事を書き始めました。

皆さんの自分が一体どんな絵を描きたいのか方向性が決まっていますか?私は物心ついた時から絵を描き続け、現在はフリーランスのイラストレーターとして活動をしています。しかし、フリーランスになってからは特に「私が描きたい絵の方向性って一体何だろう」と悩むことが多くなりました。
学生の頃はひたすら「可愛い女の子のキャラクターイラストが描きたい!」という気持ちだけで突き進んできました。
しかし最近では日本画や抽象画といった絵画にも挑戦してみたいと思ったり、インテリアに馴染むようなシンプルでデザイン性のある絵を描けるようになりたいと思ったり、VTuberのファンアートを描きたいと思ったり自分の画風の方向性が明らかにバラバラであることに気が付きました。
大学での学びやSNSでたくさんの絵にふれたおかげで好きな画風が増え、視野が広がったことはいいことでした。
ただ、「全部好きだから全部描けるようになりたい」と思うあまり、方向性が定まらず、何から手をつければいいのか分からなくなることもありました。
その結果、少し手をつけただけで挫折してしまい、時間を無駄にしてしまったり、自分の方向性を見つけて一点集中でどんどん力をつけている人を見ては、その姿が羨ましく、悔しく感じるようになりました。気づけば、そんな思いが自分自身を苦しめる原因にもなっていました。
そこで今回はそんな私自身の考えを整理するためにも「絵の方向性について思考を整理するノート」を書いてみることにしました。実践してみた結果完璧ではありませんが、少しだけ自分がこれから描きたい絵の方向性が見えたので、その「絵の方向性について思考を整理するノート術」についてご紹介したいと思います。
少しでも同じような悩みを持った方の手助けになれば幸いです。
STEP①好きな画風、描けるようになりたい絵についてひたすら書き出す

まずはペンと紙を用意して上の図のように今自分が描けるように描けるようになりたいと思っている絵のイメージを全て書き出します。
些細なことでもなんでもいいです!描ける描けないは一旦置いておいて、こんな絵が描けるようになったら絶対に楽しいなとか、今絶賛好きなイラストレーターさんの名前を書いてみるのもいいかもしれません。「VTuberのママになりたい!」など夢を書くのもいいでしょう。

私の場合は画像のピンクで記してある部分が好きな画風や描けるようになりたい絵です。
STEP②その絵の特徴を書き出す


好きな画風や描けるようになりたい絵を書き出したら次はその絵の特徴について書き出します。(水色の印の部分)
平面的なの立体的なのか、陰影はあるのか、コントラストは強いのか弱いのか、パースはついているのかいないのか、色数はどうか、厚塗りなのかアニメ塗りなのかなどさまざまな視点からなりたい絵の特徴について書き出します。



後々絵の方向性を決める時のヒントになってくるのでできる限りたくさん書き出すことをおすすめします!
STEP③描くことが好きなモチーフや苦手なモチーフを書き出す


自分がどんなモチーフに魅力を感じているのか、またどんなものを描くことが苦手なのかを書き出し、把握します。
特に苦手なモチーフは今後の絵の方向性を決める上で避けては通れるものなのかそうじゃないのか判断する材料になってくるのでできる限り書き出しておきましょう。
STEP④書いた図を元に自分に質問を投げかけて回答して分析していく




今の自分がどんなものを描きたいのかわかったところで果たして本当にその絵を本当に描きたいと思っているのか、自分の性格や性質に合っているのか、苦手なものを練習していくモチベーションや覚悟があるのかなど多方面から質問を投げかけていきます。
思いつく限りの質問をリストアップしてみたのでぜひ参考にしてみてください。
- 絵を描く工程で好きな(時間を忘れて没頭できる)工程は?
- 逆に苦手な(ストレスを感じる)工程は?
- 今までの自分の絵を見てわかる自分の手癖や性格は?
- 自分の絵に対して第三者(友達や家族、先生)に言われたことがあることは?
- 「正直やりたくない」絵の練習は?
- 辛い思いをしてまでそのやりたくない絵の練習する覚悟はある?
- 絵の方向性が定まらないということのほかに絵に関する悩みはある?
- 1つの絵を楽しく描き上げるために集中できる時間はどのくらい?
- リアル(写実的)に描かれたものと簡略化(デフォルメ)して描かれたものどちらが好き?
- 光や陰影を描いている時「楽しい」と感じる?
- アナログ画材で色を塗るとき、どんな瞬間に楽しさを感じる?
- キャラクターを描いている時によく描く顔の向きやポーズは?(その理由も)
- 風景(自然や建物)を見て「描きたい!」と思ったことはある?
- 逆に「描きたい」と思ったものってどんなもの?
- 好きな配色は?
- 好きなデザインは?
- 絵以外に興味があることとその理由は?
順不同なので回答できるところから回答したり、回答しなくても問題なければそこは飛ばしたり、新たに自分で思いついた質問を追加してみるのもいいと思います!
絵を描く工程(時間を忘れて没頭できる工程)で好きな工程は?


絵を描く工程で好きな工程または時間を忘れて没頭できる工程を書き出します。数はいくつでもOKです。
私の場合は「衣装デザインを考えている時」と「配色を考えている時」でした。目やほっぺなどの色塗りも好きですが、それらに比べるとすこぢ劣るかなと思ったので除外しました。
こうして振り返ると「細部をコーディネートすることが好きなんだな」とか「絵を描くことにおいて自分が色を重視した考えを持っているんだな」といった自分の考えを客観的に知ることができます。



こうしたことを引き出すのが目的で、それによって自分の描きたいものがより明確に見えてくる気がしています。
逆に苦手な(ストレスを感じる)工程は?


絵を描く工程で苦手だと感じることやストレスに感じていることを書き出します。
私は「構図を考える」「人体を描く」「線画をする」「パースのある人工物を描く」「花を描く」といった工程が苦手です。
全体を見渡してみると私は「全体の形や構造を捉えるのがすごく苦手でそれがストレスになっている」と気が付きました。そしてここで考えてほしいのが「なぜこれらのことを苦手(ストレス)だと感じているのか」ということです。
例えば私の場合、「構図を考える」ことが苦手な理由はアイデアの引き出しが少ないことや、黄金比の活用方法がよく分からないなど単純に知識不足が原因かもしれません。
また、「人体を描く」「花を描く」は比率が数字で表せる反面、個体差や形状のバリエーションが多く、感覚的な判断が求められる部分が難しいと感じます。
その結果、完璧な正解はないけれど間違いはあるという曖昧さに混乱し、それがストレスの原因になっていると見えてきます。



「苦手だなと」一括りにするのではなく、なぜそのように感じるのか明確にしておくことで、自分に合った練習法を見つけたり、逆に苦手な分野であれば無理に描かず、避けて通る方法もあるかもしれません。
今までの自分の絵を見てわかる自分の手癖や性格は?


今までの自分の絵を振り返り、そこからわかる自分の手癖や性格について書いてみましょう。
私の場合、「線をしっかり強く描きたがる」「整頓されたものが好き」「視野が狭くなりがち」「次の工程に早く移りたがる(せっかち)」「頭が大きくなりやすい」「余白(ネガティブスペース)への意識が低いまたは捉えるのが苦手」などさまざまな傾向があります。
自分の手癖や性格を把握することで、「ここは意識して練習すれば変えられるかもしれない」と思える部分や「逆にここは変えにくいから無理に直すのはやめよう」と思える部分が見えてきます。
自分の目指すべきものが少しずつ明確になっていくのではいかと思います。



私はおそらく「線をしっかり強く描きたがる」「整頓されたものが好き」という2つの性格は変えにくいと感じているので、これを軸に方向性を決めていこうと考えました!
自分の絵に対して第三者(友達や家族、先生)に言われたことがあることは?
過去第三者(友達や家族、美術の先生)から自分の絵について言われたことを書き出してみましょう。プラスのことでもマイナスのことでもなんでもOKです。
自己分析だけではどうしても主観的な視点に偏りがちなので、第三者の意見を把握しておくことで、自分の得意なことや苦手なことを新たに発見することができます。
私の場合、美術予備校や大学の先生からは「色味や細部の描き込みはよくできてるけど構図と形が課題」「絵が硬い」「大小関係がおかしい」「顔が似てない」などと言われたことがあります。
特に指摘された点は自分ではそんなことないと思っていても、第三者の目で客観的にみると確かにおかしいことが多いのでそういった意見は素直に受け入れるようにしています。



でも卑屈になりすぎないことは大事!
「正直やりたくない」絵の練習は?
絵の練習は上達するために必ず通る道だと思いますが、できれば避けて通りたい練習もあると思います。遠慮せずにそんな練習を書き出してみてください。
私は「パースの勉強(一点透視図法とか二点透視図法とか)」と「クロッキー」が苦手です!絵の基礎だと言われるとその通りなのですが、正直やりたくありません。やるべきだと分かっていても続かないことが多いです。
だからこそ苦手な練習を無理にやるのではなく、「いかにハードルを低くして続けられるか」を考えることが大切だと思います。
また、「今描ける範囲の絵の方向性で持っていける方法を考える」ことも有効です。
もちろん辛くても絵が上手くなりたい一心で勉強続けられるのであればそれが一番ですが、嫌なことを続けるのは本当に難しいので「楽して続ける」ことに焦点を当てるといいかもしれません。
私の場合、最近「クロッキーの習慣」を身につけるために毎朝「丸と線だけをノートに描く」ということをしています。
いきなり複雑なものから始めると絶対に挫折する(経験済み)ので「1分程度でできる」簡単な方法で続けることを意識しています。
やる気がない日は「ノートを開いてペンを持つだけ、何も描かなくてもいい」というスタンスにしています。大切なのはこの行動をしただけででOKと自分を認めてあげることです。
習慣を身につけるために行動をしただけでも100点!気が向いたら描けばいいというかなり低いハードルを設定しています。もちろん絵に直接関係する成長には程遠いかもしれませんが、やめないことの方がずっと大切です。
私も今は丸と線しか描いていませんが、もうちょっとステップアップしたいなと思ったらステップアップしたらいいと思っているしその頃にはきっと「ノートを開いてペンを持つ」という習慣が自然に身についているはずです。
もし外でのクロッキーを習慣化したいなら「描かなくてもいいからいつもノートとペンを鞄に忍ばせておく」「電車の中でノートとペンを開く動作だけする」など簡単にできることから始めても良いと思います。


この本を読んでこういった考えがより一層強く感じられたのでぜひこの本も併せて読んでみてください!
また「今描ける範囲の絵の方向性で持っていく」という方法もあります。
私の場合は人工物や人体など難しいものに急激なパースが加わるとそれだけで頭がパンクして描くこと自体が嫌いになってしまうので、思い切ってROM専と割り切って「装飾画のような平面にこだわった絵を極めていこう」とか、「正面や真上からの分かりやすい角度で難易度を下げる」といった方法を試したり、「デザインの世界のレイアウトからシンプルだけど目を引く構図(レイアウト)を学んでみる」など自分の苦手な部分を最小限にとどめ、別のアプローチで成長を目指すことも良いと思います。



自分が無理なくかつ楽しく続けられる方法にフォーカスすれば、成長も早まると思います!
辛い思いをしてまでそのやりたくない絵の練習する覚悟はある?
辛い練習を継続することができれば確かに早く成長することにつながるかもしれなせん。
しかし、辛い思いをしてまで練習をすることが自分には合わないと感じれば先ほど述べたように、アプローチの仕方を変えていく必要があります。
一般的に言われている「やるべきこと」ではなく、自分軸で物事を考え、自分が本当に何を考えているのか突き詰めていくことでより自分に合った練習法が見つかるのではないかなと思います。
絵の方向性が定まらないということのほかに絵に関する悩みはある?
絵の方向性が定まらないという悩みのほかに最近感じている絵に関する悩みがあれば書き出してみるのもいいでしょう。
私の場合は「遅筆なこと」と「絵に時間をかけすぎて最後の方で飽きてしまい、仕事が雑になる」という点が悩みです。
「絵の方向性」というざっくりとした悩みだけでなく、より具体的な悩みを挙げることで、絵の方向性を定めるヒントになるかもしれません。具体的な悩みがある方はそれを軸に考えてみるのもいいかと思います。



ずっと同じ方向から悩まずに、別の角度から見てみることで、最終的に一つの答えに収束することもあるかもと思いました!
1つの絵を楽しく描き上げるために集中できる時間はどのくらい?


先ほど挙げた悩みである、遅筆なことと最後の方に仕事が雑になることを改善するために、1枚の絵にかける時間を通常1ヶ月かかるところを先に1週間長くて10日と決めることにしました。
そうすることで、自分が今1週間で仕上げられる描き込みの量はどのくらいか、その描き込み量でより魅力的に絵を描くにはどうしたらいいのかを考えます。
今描きたいと思っているシンプルな絵の練習になるかもと新たな可能性が見えてきてモチベーションも高まりました。



あえて描く時間を制限することで見えてくることもあると実感しています!
リアル(写実的)に描かれたものと簡略化(デフォルメ)して描かれたものどっちが好き?
個人的にはここで絵の方向性がグッと別れるのかなと感じています。キャラクターの等身もそうですが、服の皺や背景の描き方によっても世界観が大きく変わるので、自分はどちらが好きか、そしてより楽しいのか分析してみるといいかなと思います。



私はどちらも好きだけど、どちらかといえば全体的にデフォルメされたものが好きです!
光や陰影を描いている時「楽しい」と感じる?
デジタルイラストの傾向を見ていると光や陰影をしっかり使った作品が特に流行っているの感じます。
私自身も「光や陰影を意識しなきゃ」と思い込んでいましたが、よく考えてみると私は実際に光や陰影を描いている時「楽しい」と感じているのだろうかという疑問が湧いてきました。
流行りを追うことも大切ですが、何より自分が描いていて「楽しい」と思うものにフォーカスした方が絵の方向性を決める上では役に立つのではないかと思います。
アナログ画材で色を塗っている時どんなことに楽しさを感じる?
アナログ画材を使う方に限った質問になるのですが、アナログ画材にも透明水彩やアクリルガッシュ、コピック、色鉛筆、岩絵具、油絵の具など様々な種類がありそれぞれの描き味も異なります。
そのためどの画材にどんな楽しさを見出して使っているのか明確にすることで、描き方の方向性も見えてくるのではないかと思いました。
私の場合は、透明水彩で綺麗なグラデーションを作る時やアクリルガッシュでフラットに塗る時が好きです。自分がどんな瞬間に楽しさを感じているのかを理解できれば、それを活かした塗り方に帰ることができるかもしれません。
最初から最後まで「楽しい」と思える時間を増やしていくことで自然と自分だけの画風が凝縮されていくのではないかと思います。
キャラクターを描いている時によく描く顔の向きやポーズは?(その理由も)


自分がなんとなくこの顔の向きやポーズをよく描くなと感じることがある方は多いと思うのですが、単になんとなくではなく理由を明確にするとさらに自分の絵を深めることに繋がります。
例えば私の場合正面や斜め45度向きの顔の向きが多く、立ちポーズが多いのですが、その理由は「瞳の描き込みがしやすいから」というのと「服のデザインが描きやすいから」です。
このことに気づいただけでも、もっと自分ならではの瞳のデザインを考えてみたり、服のデザインに目を向けた構図や描き方を追求するきっかけが生まれます。
実際、この記事を書きながらも新しいアイデアが浮かんできました。自分が何を思いながら描いているのかを細かく分析していくと、ちょっとしたきっかけでアイデアが次々に思いつくことがあるかもしれません。
風景(自然や建物)を見て「描きたい!」と思ったことはある?


背景や絵画を描けるようになりたいと思っていても実際に「描きたい!」という感情が湧かない限り、練習を続けたりその方向で絵を描き続けるのは難しくなりがちだと思います。
実際に私も学生の頃に絵画を描いていましたが、日常的に「この景色、魅力的だな」と感じることが少なかったため、毎回の課題に取り組むのが苦痛でした。



作品自体は見ることが好きでも自分が描きたいかどうかはまた別の問題なのかもと気付き、良くも悪くも新しい視点を手に入れることができました。
逆に「描きたい」と思ったものってどんなもの?
直感で「描きたい!」と思ったものこそ自分の絵の方向性を決める大きな手がかりになるかもしれません。
ある説によると、人間の直感は90%の確率で当たるとも言われています。
だからこそ、その直感を大切にしてみてください。今はまだ「描きたい!」と思うものがあまり見つからないと感じていても、これからそういった瞬間が訪れるかもしれません。
その時の直感を逃さないためにも、日常的にアンテナを張っていろいろな経験を積んでおくと良いのではないかと思います。
好きな配色は?
好きな配色を元にして、絵の方向性を絞り込むこともできます。
例えば、パステルカラーや淡い色合いが好きなら、ゆめかわいい系や儚い雰囲気の絵がぴったりかもしれません。一方、ブラウンなど落ち着いた色が好みなら、クラシカルな雰囲気の絵がよく合うでしょう。
好きな色からそれに合ったテーマを決めて描いてみたり、あえてその色のイメージから外れたモチーフを描くことで、あなた自身の「個性」を引き出せるかもしれません。



パステルカラーの悪魔を描いてみたり、黒い桜を描いてみたり。色のイメージを逆手に取って、あえてその対極にあるものを組み合わせると、思いがけない面白さが生まれますよね。
好きなデザインは?
好きなデザインを分析して、自分の好みを把握し、それを絵に落とし込む方法もあります。いわば、逆輸入のようなアプローチですね。
例えば、ポップなデザインやシックなデザイン、ミニマルなデザインなど、さまざまなデザインのスタイルを見て、それに使われている写真や絵を参考にするのも一つの方法です。そこから自分の絵の方向性を決めていくのも良いかもしれません。
絵以外に興味があることとその理由は?


絵以外に興味のあることから好きな理由を書き出して自分の好きなものの共通点なども見つかるかもしれません。
ちなみに私の絵以外に興味があることはこんな感じ!
デザイン・blender・紅茶・インテリア・暮らし・観葉植物・音楽(特にジャズやクラシック)・カフェ・ロリータファッション・ドール・ゲーム(特にスプラトゥーンやどうぶつの森などのデフォルメ感の強いゲームや着せ替え、クリエイティブ要素があるもの)・海の生き物・ゆるいマスコット・星 など
この中から似たジャンルのものをまとめてみたり、全く違う要素を掛け合わせてみたり。それが自然と自分の「好き」がぎゅっと詰まった独自の世界観に繋がるのではないかと思います。
気づいたことの中から絵の方向性を決めて実際に描いてみる
ここまで分析した内容をまとめたら、次に今できることを考えてみましょう。そして、その方法を実際に試してみて、しっくりきたら、それがあなたの絵の方向性として定まるかもしれません。
もししっくりこなければ、もう一度最初のような質問を自分に投げかけてみたり、新たな質問を思いついて自分の気持ちをさらに掘り下げてみると良いと思います。
このように考えたことをノートなどに書き留めておくことで、絵を描く際に常に意識しやすくなります。ぜひ試してみてください!



私も2025年からチャレンジしてみる予定です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「絵の方向性に迷った時に試してほしい思考整理ノートの書き方」についてまとめてみました。
私も現在、画風について悩んでいる最中ですが、自分の本当の気持ちに気づくために「なぜ」を問い続けながら、少しずつ自分の絵を確立していけたらいいなと思っています。
この方法はあくまで一例ですので、ぜひご自身に合った方法を見つけてみてくださいね!
長々とお読みいただき、ありがとうございました!この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。