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絵描きふたりのおしゃべり企画┊ハモンド華麗さんとの対談まとめ

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みなさんこんにちは!イラストレーターの雲丹。です!

ブログの更新が久しぶりになってしまいました…!!時の流れって早い…!

先日イラストレーターのハモンド華麗さんとお話をする機会があり、絵のことに関するお話をたくさんさせていただきました!

内容的にも深いテーマが多かったので、今回の記事ではその一部を抜粋し、私が日々感じていることや、お話しする中で気づいたことをお伝えできればと思います!

今絵を描くことに悩んでいる方にとっても、何かしら力になれる部分があるかと思いますので、ぜひ最後まで楽しんで読んでいただけたら嬉しいです☺️

トークテーマが多く、記事全体の文章量も多くなっていますので、目次から気になるところだけでもチェックしてみてください!

アーカイブはこちらから閲覧できます!
目次

ロリィタファッションのこと

まず最初に、ハモンドさんと私の共通点といえば「ロリィタファッション」!そのきっかけや魅力について、たっぷり語り合うことができました!

ロリィタファッションに関するちょっとマニアックな話題まで共有できて、共感するところも多く、とても楽しい時間でした☺️

ロリィタファッションを好きになったきっかけ

私の絵を日頃から見てくださっている方はご存じかと思いますが、私はロリィタファッションが大好きで、今もなおこのテーマで絵を描き続けるほど夢中になっている題材なんです!

好きになったきっかけは中学生の頃に立ち寄った書店で表紙買いをした、桜庭一樹先生の『GOSICK(ゴシック)』というミステリー小説にどハマりしたことでした。

この物語に出てくる『ヴィクトリカ』という少女のことが大好きで、小説の中の文章から彼女の姿を想像してイラストに描くほどでした。

この時はまだ『ロリィタファッション』という単語のことは知らなかったと思うのですが、文中ではドレスの描写や彼女がドールのような美しい容姿なこと、ちょっとツンとした性格なんかは語られていたので、中学生ながらこういった世界観や人物像に憧れがずっとあったみたいです。

その後ライトノベル化とコミックス化で彼女の容姿を初めて見たわけですが、心臓を撃ち抜かれたような気分でした

文庫本の時から作品を追っているので、すでにストーリーは知っているのですが、原案の武田日向先生やコミックス担当の天乃咲哉先生の描かれたヴィクトリカが見たくてライトノベルもコミックスも欠かさず買っていましたね笑

そのあたりからやっぱり自分の絵にもフリルたっぷりのドレスを身に纏った女の子を描く機会が増えたように思います。

高校生くらいの時の絵
雲丹。

あまりにもわかりやすい!!!笑

そして高校に上がってからどこかのタイミングで『ロリィタ』という単語を覚えたのだと思います。

雑誌の話

現在は休刊になっているのですが当時は『ゴシック&ロリータバイブル』という女性ファッション誌がありまして、私が唯一買っていた女性ファッション誌でしたね。懐かしい!まさかこの話が通じる方がいるとは…!と驚きました。

その雑誌を読むようになって、ロリィタブランドさんやロリィタモデルさん、イラストレーターさんの存在を知ってロリィタ好きに拍車がかかったんだなと思います。

雲丹。

ブランドの新作チェックは欠かせなかった…!

テイストの話

ロリィタファッションには、甘ロリやクラシカルロリータ、ゴシック&ロリータなど様々なテイストがあるのですが、このお話もできて嬉しかった!

クラシカルロリータが好き」というのも一致していましたね。

思い返してみれば自分は甘ロリも結構好きだったかも。

当時も今も淡いパステルカラーが大好きなので、『Angelic Pretty(アンジェリックプリティ)』さんや『BABY,THE STARS SHINE BRIGHT(ベイビー、ザスターズシャインブライト)』さんのロリィタ服も大好きでした!(今も好き)

途中プリキュアやプリパラなど、女児向けのキラキラした感じの女の子に夢中な時期があったので、その影響も受けているかもですね。

なので過去に描いている絵はどちらかといえば甘ロリ寄りのものが多いんじゃないかなと思います。

雲丹。

クラシカルロリータは描くより見ることのほうが多かったかも。

雲丹。

甘いね!!

女の子の好みの話

こちらもハモンドさんと共通点があった話題でしたね!

無表情でクールな感じの女の子が好き」というのは私は完全にヴィクトリカの影響だと思っていたですが、やっぱりドール好きさんは無表情の子が好きな方が多いのでは?という結論に至りましたね。みなさんはどうですか?

無表情が好きなのってなぜなんだろうと色々考えてみたのですが、凛とした感じに華があって好きなのかなあ。ドール特有の脆さというか儚さというかそんな感じの雰囲気に魅力を感じているのかもしれませんね。

表情のある顔は私も課題ですね!すごく苦手意識があります😂

雲丹。

なんか可愛くないな、ぎこちないなと思ってしまいますね。

まあでもね、好きな顔を描きたいから!無表情を極めていくこともそれもまたモチベーションや上達の一歩だと思うことにします。

雲丹。

以上、私とロリィタの出会いのお話でした!

ロリィタファッションの好きなところ

おしゃべりの中では「やっぱりレース!」とハモンドさんとも満場一致でしたね。

絵に描くとなると私はどうしても描きやすさの問題から綿レースが多くなってしまうのですが、透け感のあるチュールレースラッセルレースなんかも大好きです。

本当は一つ一つにお花の刺繍とか描きたいんですけどね!いかんせん画面が小さすぎて描きづらい😭そういった面ではデジタルの方が無限に拡大できるので細かい所を描きたいのには向いているのかなと思いました。

それとシンプルに時間がかかるという話題にもなりましたね。

フリルやレースを描きたいように描くのであればここは絶対に避けては通れない問題だし、描くのも大変で辛いけど、でもやっぱりそれを乗り越えられると、とっても「充実した良い絵になったな」と感じることができるので、やめられないんですよね笑

雲丹。

やっぱり質量と情報量があってなんぼのロリィタファッションですからね!布や装飾が多ければ多いほど可愛いんだ。

1枚の絵に時間をかけたい話

思い返せば昔は1枚の絵に時間をかけるのがすごく苦手で、「サクッと描いて次!」という感じでした。

時間をかけたいなと思うようになったのは、シンプルに画力の向上で描けるものが増えたことと、1枚の絵に集中して向き合う時間と体力がなくなったからなのかもと思いました。

雲丹。

背景が描けるようになりたいと思いだしたのも影響しているかも。気を使う作業だからすぐ疲れちゃう笑

描きたいものがそこそこ描けるようになってきて、ここ時間かけたら絶対可愛いだろうな〜!というのがわかるから、なおのこと時間をかけたいのだと思いますね。

ただ、やっぱりお仕事や締切のある絵を描くことがほとんどなので、1つの絵に時間をかけたい気持ちと、スケジュールとの兼ね合いに頭を悩ませているという感じなのです。

雲丹。

かかった時間に比例して報酬がもらえるとも限らないので、やっぱりそこのバランスは考えていかないとですね…😂絵が上手くなりたい!!

色に関すること

色に関する悩みは私の中では色々あって、その中でも特に長年悩んでいるテーマにについてお話ししました!

一人では解決できないことは人に聞いて解決していこう大作戦💪

雲丹。

ハモンドさん助けて〜!!!

アナログになるとデジタルの色ラフに対して彩度が高くなってしまう問題

こちらは私がピックアップしたトークテーマでした。この問題抱えているの私だけ!?皆さんはこの問題、抱えてたりしませんか…?

左がデジタルの色ラフ、右がアナログの完成

直近の絵だとこんな感じ。

雲丹。

色違いすぎるだろ〜〜〜!!!

アナログとデジタルで全く同じ色が作ることは難しいので、多少はしょうがないと思いつつ、「デジタルラフのペール感を大事にしたかったなあ」と思ってしまうのです。

雲丹。

この絵の場合だったらまだ透明感があった方が可愛いなと思う絵なので妥協範囲ではあるのですが、絵によっては、ラフの色の方が好きだった…と思うことがよくあります。

自分なりに考えた原因

どうしてこうなってしまうのか、自分なりに考えてみた結果、そもそもアナログ画材が発色の良いものとして売られているからなのではという考えに辿り着きました。

やっぱり紙の上に発色のいい色置くと華やかになるし、心が揺れ動くくらいの綺麗さがあるんです…!!

これはデジタル絵を描いている時はなかなか味わえない感覚というか、色を置いた部分からエネルギーを感じるというか、「こんなに綺麗なのに彩度を低くするのがもったいない!活かしたい!」という気持ちに自然となってしまうんですよね。

実際に彩度の低い色を置いてみるとどうしても渋みを感じてしまったり、濁った印象を感じてしまうことが多くなります。これは単純に私の技量のせいだと思うのですが、それが自分の中では違和感に繋がっていってしまうんですよね。

グレーを最初に乗せてみる

ハモンドさんに教えていただいたのは、『最初にグレーを置く』こと!コピックでいうところのC00番あたりですね。

やっぱりそれが一番手っ取り早いよな…!!と思いました。過去に下地にグレーぽい色を乗せて描いた絵があるので振り返ってみます。

1枚目も2枚目も画材自体は違いますが、両方最初に淡いブルーグレーっぽい色を乗せています

一番白いところと肌の色を比較してみると(1枚目なら二人の天使を囲っている輪っかの白、2枚目なら背景の白)一応全体的にグレートーンなのかな…?という感じあありますね。

雲丹。

ちなみにデジタルでの色ラフはもっとグレーでした笑

アクリルガッシュ
透明水彩

どうしても肌全体に暖色系の色を乗せてしまう癖があるので、全体で見るとあんまりグレイッシュな感じはないかも。

肌の色は自分のなかでもかなり課題にしているところがあって、「もっと色白にしたい…!!」という願望があります。

雲丹。

陶器肌に憧れが…!!

上の天使の絵は、髪色や服の色が全体的にブルーやシルバー系の色を使っているので、必然的に肌色もややブルー寄りに引っ張られてくれたのかなという感じがします。

特に肌の影の色!普段は何も考えずに肌の影色を塗ってくださいとなると、暖色系の紫(肌の色に紫を混ぜた色やRV91をR000でぼかしたい色)を使ってしまうので、影色も肌の見え方に影響してしまっているのかなと感じました。

思い切って血色悪く塗る勇気ですね…!いっそ肌のベースは紙の白を活かして影色や頬の血色感のみで描いてみるのもいいかもしれないなとお話の中で思いました。

雲丹。

慣れてきたら思い切って肌にグレー!

金髪が好きだから金髪に合う肌色にしよう!となるとどうしても肌全体に暖色を使いがちになってしまうので、一度、白髪の子を描く期間を設けて白い肌に見慣れる期間を作ってみてもいいかも。

雲丹。

ドール感をより強くしていきたい!

絵柄について

絵柄についてのこだわりや理想の絵などを語り合いました!絵柄の話題はやっぱり尽きないですね。

大きな枠組みとしてお互いに「ドール」というテーマ(?)はずっと持っているような感じでしたね!その中で自分らしさや世界観をどう表現するかが難しい…!

自分の絵でこだわりがあるところ

この質問は色々なところで聞かれる機会が多いのですが、私はあまり胸を張って言えるこだわりみたいなものがないんですよね。

というのも、私は気分で絵柄(お顔の比率や目の描き方など)や塗り方が変わってしまったり、自分の絵の特徴はこれです!と思える特徴がなくて(みなさんから見たらあるかもですが…!)『特徴がある=自分がこだわっているところ』なのではないかなと思っているからです。

強いていうのであれば、その子のお顔立ちや性格に合ったヘアスタイルやお洋服を考えることには時間がかかっていますね…!

「この子が好きなんです!」と言われた時に、これまで描いてきた自分の絵の中で唯一無二のキャラクターデザインでありたい(特徴が似ている子はなるべく描かないように)というのは心がけているかも。

なので私はお洋服を考えることにも悩むことが多いのだけれど、瞳の印象やヘアスタイルにはいつも決めるのに時間がかかっているなと気づきました。

雲丹。

今まで描いてきた子の中で似ている子いる?と聞かれたらあまりいないんじゃないかな。同じテーマの子は多いんだけどね!

意図的に自分の表現やデザインを作り出してみる

ハモンドさんのお話を聞いて、すごくいいな!と思ったのが、自分だけの表現やデザインを、意識的に作り上げようとしているところです。

私とは逆で、ハモンドさんは気に入った描き方やデザインを、何度も繰り返し描いているそうです。

そのときは直接お伝えできなかったのですが、実はハモンドさんのデザインの中でも特に好きなポイントがあって、それが、ヘアアイテムやピアスなどに使われている、紅茶のティーバッグのようなモチーフなんです。あのデザインが本当に大好きで…!

もしあれが意図的に取り入れているものだとしたら、その戦略は大成功だと思います。

「同じデザインばかり描いていると、幅が狭くなってしまうのでは?」という意見もあるかもとハモンドさんもおっしゃっていましたが、独自のイメージやブランドを確立していくという点では、私はすごくいい考え方だなと思いました。

先ほどもお話しした通り、私にはまだこれといった強い特徴がないので、絵柄だけにとらわれず、デザインそのものに個性を出すという視点は、大きな気づきになりました!

雲丹。

私も意識的に好きなデザインを作ってみたいです!お洋服ブランドを立ち上げるようなイメージを持つとすごくワクワクします!

これから描いていきたい絵のイメージや理想の絵の話

ここでも私は色の話をしてますね笑

もっとドールっぽいお顔が描けるようになりたいとか、描けるものを増やしたいという気持ちはずっとあるものとして、それを抜きにしたらやっぱり私は「色」のことかなあと思います。

色彩感覚そのものをガラッと変えたいという感じが近いかもしれません。

雲丹。

褒めていただくこともとっても多いのですが…!

今までの絵はどちらかというと濁りがなく透明度が高い色で描かれている絵が多いかと思うのですが、理想としてはもう少しアンティーク感のある色味の絵が描きたいんですよね。

雲丹。

クラシカルロリータが描きたい気持ちがずっとあって、それが自分の中で消化しきれていない感じですね…

雲丹。

過去の絵から引っ張り出すならこんな感じかなあ。
レトロなフィルターがかかったような感じが理想です。

色に関する概念を1つ決めてみる

この彩度の低い感じをどう意識したらかけるのかな?というのを自分なりに考えて導き出した答えが「実際にあるものの中で彩度の低いモチーフやテーマを強くイメージすること」かな?と思いました。

例えば「アンティーク」「風化」「廃墟」など、絵に直接モチーフとして描くわけではないけれど、大きなテーマ(世界観)を一旦固定して、そこから細かいテーマやデザインを決めていくという感じですね。

雲丹。

こういった色の概念をベースに、ポイントとなる色を乗せていく感じ。

自分の好きな色が「青」というのもあって、青系の色を使うと思うとどうしても爽やかで、透明感を出す方向へ引っ張られてしまうので、グレーベースやブラウンベースをあらかじめ作る、もしくはグレーやブラウンでぼかすことを意識してみると、今までとは変わった色合いになっていくのではないかなと思いました。

まだ試したことはないので、うまくいくかは分かりませんが練習してみたいと思います。

雲丹。

グリザイユ画法ような塗り方で塗ってみるのもいいかも!

絵描きさんに質問できない話

絵描きあるあるなのかなと思うのですが、絵描きさんに直接絵の描き方聞けなくないですか…!?

あまり交流がないのに急に聞いても失礼だよなというのもありますが、何よりその人にとって絵の描き方そのものが企業秘密だったりするのです。

長い時間をかけて身につけてきた技術だからこそ、簡単には教えたくないという気持ちもすごく分かります。

今はコメントやSNSで気軽に質問できる時代ではありますが、「紙は何を使っていますか?」「どうやって塗ってますか?」といった技術だけをピンポイントで聞くのは、相手によっては失礼に感じさせてしまうこともあります

雲丹。

「私の技術をタダで盗もうとしてるのでは?」と受け取られてしまうこともあるかもしれません。

だからこそ、もし何かを質問したいときは、まずその方の絵のどこが好きなのか、なぜ惹かれたのかをしっかり伝えることが大事だと思っています。

「あなたの絵が本当に素敵だと思ったから、ぜひ教えてほしいんです」と、気持ちを言葉にするだけでも、印象は全然違うと思います。

雲丹。

やっぱり自分の絵を好きじゃない人に、技術だけ聞かれても教えたくはないですよね。

なので、結局自分で試行錯誤してやっていくことが多いなと感じています。

ありがたいことに今は解説動画や記事、マシュマロなどで気軽に答えてくれる作家さんもいらっしゃるので、今自分が思い悩んでいることに対して解決策が見つかった時は本当にありがたいなと思います…!!

原画販売について思うこと

こちらは、ハモンドさんがピックアップしてくださったトークテーマです!

アナログ絵を描く方なら、原画販売について迷いや不安を抱くこともあるのではないでしょうか。そんなアナログ絵ならではの共通の話題について、じっくりとお話しさせていただきました!

販売をする上で気をつけていることや思うこと

ここでは主に展示で販売する原画の話題が多かったですね。

展示をさせてもらうにあたり、基本的にはそのギャラリーさんに出展料とマージンをお支払いするですが、その原画の値段設定がなかなかに難しい…!

ハモンドさんのお悩みは、原画に取り分やマージンを上乗せすると価格が高くなってしまい、もし売れなかったときにギャラリーさんに申し訳ないというプレッシャーを抱えていることでした。

雲丹。

確かにこの感覚は私にもあって、いつも悩みながら値段設定していますね…

自家通販で原画を販売する場合は、マージンが発生せず(手数料はかかりますが少額)、販売期間の制限もないため、自分や購入者にとっても比較的負担が少なく、ある種の気軽さがあります

出展料をお支払いしているとはいえ、ギャラリーのスタッフさんにはそれ以上に、搬入・搬出や代理販売など、さまざまな運営面でご尽力いただいています
そんな中で、自分の作品が1枚も売れなかった場合、自身の力不足による結果ではないかと責任を感じることもありますね。

雲丹。

ご招待いただいている時は特に感じるかも。

自分もそのギャラリーさんが大好きで出展しているわけだし、ギャラリーさんも自分に対してその実力があると思ってお声がけいただいているところもあると思うので、「貢献したい」という気持ちは大きいですね。

私の場合はプレッシャーというほどではないのですが、展示会が続くと精神的に疲れを感じてしまうことはありますね。

雲丹。

出たいけど出たくない…!みたいな気持ちが渦巻く…!

値段設定に関しては過去に関連記事を書いたことがあるので、気になる方はよろしければ見てみてください!

断ったときの不安

私は、売れる・売れない以前に「参加するか・しないか」で悩むことがとても多いです。

特にお誘いをお断りするときは、「せっかくお声がけいただいたのに、断るのは不誠実じゃないか」「断ったことで、もう二度とお誘いいただけなくなってしまうのではないか」という不安を強く感じます。

雲丹。

展示だけではなくて他のお仕事もそうですが、特に普段からよくお世話になっている方からのお誘いやご依頼はかなり悩みますね。

スケジュールや心身のコンディション、自信のなさや責任感など、さまざまな理由でどうしてもお断りしなければならないこともあるのですが、そのたびに罪悪感や不安がつきまといます

ですが、仮にお誘いがまったく来なくなったとしても、一生展示ができないわけではありません。公募展に応募してみたり、自分で展示を企画することもできるので、もっと気楽に考えてもいいのかもしれません。

それでも、いただいたご縁を大切にしたい少しでも貢献できたらという気持ちは常にあります。

この悩みは今後ずっと付きまとうものだと思うので、結局は、「今の自分にとって本当に今やるべきことかどうか」を考えて、決めていくしかないのだろうなと思います。

雲丹。

自分、分裂してくれ〜〜〜!!!

自分の作品に対する愛着の話

「展示経験が長くなると、絵が売れなかったときに『残念だな』という気持ちはなくなるものですか?」とハモンドさんにご質問いただいたのですが、私の場合は全然そんなことはありません

やっぱり手に取ってもらえなかったら悲しいですし、自分の実力不足を感じて落ち込むこともあります。

雲丹。

特に私は、最新の絵であればあるほど早く誰かのもとへ旅立ってほしいと思うタイプなので、最新作が売れなかったときは、やはり少し寂しさを感じますね。

だからといってずっと落ち込んでいるものなのかと言われればそういうわけでもなくて、売れ残っていたら売れ残っていたで、だんだんその絵に愛着が湧いてくるんですよね。

上手い下手関係なく、過去の絵は今の自分には描けません。そして時間を置くことでその時は気づかなかったその時なりの頑張りを冷静に見ることができ、なんだか愛おしいものに思えてくるんです。

雲丹。

一種の名残惜しさなのかもしれません。

描きたての絵は、どうしてもうまくいかなかったと思う部分に目がいってしまったり、理想が高すぎるせいで納得できなかったところへの感情が強く出てしまい、冷静に自分の絵を見られないことがよくあります。

だからこそ、客観的にその絵を見て「この絵が好き」と言ってくれる人のもとへ、早く旅立ってほしいという気持ちがあるのだと思います。

ですが、時間を置いたり、見る頻度を減らしたりと、少し物理的に距離をとることで、自分の絵を褒めてあげられるようになり、当時以上にその作品への愛着が湧いてくるのだなと気づくことができました。

少し時間はかかりますが、この感覚のおかげで自分の作品が売れ残っていても、過度に落ち込むことなく「それなら自分が大事にしていこう」と気持ちの切り替えができるのだと思います。

雲丹。

でも「いつ見ても自分の絵最高〜!」と言える人にはとても憧れちゃいますよね…!!

原画を発送するときの気遣いの話

これは原画に限らず、通販全体の話ですが、作品を送り出すときに受け取る人の気持ちをよく考えるようになりました

どういうことかというと、特に荷物が手元に届いてから開ける瞬間までの時間を良いものにしていきたいという意識ですね。

以前までは、作品を最低限守るための梱包だけをして送り出すということだけで、開ける瞬間や原画をお迎えする特別な瞬間までのことは全く考えていなかったんですよね。

雲丹。

自分の仕事を終えたら、はい、終わり!という感じでしたね。

この考え方がガラリと変わったのが、とある作家さんの原画をお迎えしたときで、その作品に込めた想いなどを綴った1枚のポストカードが入っていたことがきっかけでした。

それだけではなくて、原画が入っている箱やそれを留めるシールにもその作家さんのお名前が印刷されていたり、作家さんの世界観をイメージしたリボンでラッピングしてくださったりと、細部に至るまでがとても丁寧で、原画にたどり着くまでにすごく暖かな気持ちになったことを今でも覚えています

その経験があったからこそ、自分の作品をお迎えしてくださる方にも、少しでもあたたかい気持ちを感じてもらえたらと思うようになりました。

現在は、ささやかですが一言メッセージカードや作品証明書を添えたり、ラッピングを工夫したりと、受け取る方のことを意識して発送するようにしています。

ただ、自分の負担になっては続けられないので、無理のない範囲で原画をお迎えいただいた方にはそうしたことを心がけています。

雲丹。

「送る」が「贈る」に変化しましたね。

もちろん原画は気軽にお迎えできるものではないし、その人にとっては特別な1回かもしれないので、こういった意識は今後も強く持ち続けていきたいですね。

原画の転売についての考え

結論として、やむを得ない事情での転売は仕方がないかなと思っています。

例えば、お引越しで手放さないといけなくなったとか、シンプルにその絵が今好みじゃなくなったとかでも私は全然いいと思うんです。

もちろんずっと大事にしてくれるのは嬉しいけれど、その人の環境や気持ちが変わるのは当たり前だし、モヤモヤを抱えたままその人の足枷になるような絵になってしまっているのだとしたら、売るなり、譲渡するなりという手段はとってもいいと思っています。

ただ、注意してほしいのは「当時の買った値段より高い値段で売ること

こうなってくると、本人にそのような意図がなかったとしても「買った絵でお金儲けをしようとしているのではないか?」と余計な心配をしてしまうので、なるべくこういったことはやめてほしいです。

また、イベントで描いたスケブやサイン入りのポスター、通販のおまけのドローイングなど、最初から値段のついていないものを販売することは控えてほしいです。

こういったものは商品ではなく、あくまでその人に対する私からの気持ちなので、不要な場合は処分をお願いします。

雲丹。

こういった転売が発覚すると、今後このようなサービス自体が続けられなくなる可能性もありますからね…!

そして、今綴ったことの全てはあくまで私の考えなので、他の作家さんはそうとも限らないということを覚えておきましょう!

値段に関わらず、「作品の転売そのものがNG」という作家さんも多くいらっしゃるので、許可が出ていない限りはやらないようにしましょう。

スケジュール管理について

私がピックアップさせていただいたトークテーマです!己の遅筆さに何度も落胆した経験があり、どうにかこうにか解決したい!共有したい!という思いでお話しさせていただきました!

ハモンドさんの考え方がとっても参考になりました…!!

描き込み量とスケジュールの折り合いの付け方

ロリィタファッションのテーマでもお話ししたように、「本当はもっと時間をかけたい!」「細部までしっかり描き込みたい!」という気持ちはいつもあります。

ですが、お仕事で制作するイラストには必ず締め切りがついて回ります。

そのため、描き込み量と締め切りのバランスをどう取るかが課題になります。

締め切りを優先するためには、どうしても妥協せざるを得ないことがあります。けれど、その妥協によって理想としていた仕上がりに届かなかったり、「納得はいかないけれど、ここで直していたら間に合わない…!」といった不完全燃焼のような気持ちが募り、モヤモヤしてしまうこともあります

余裕をもって絵を描き進めたり過度にスケジュールは詰めないという対策はとっているものの、急な案件が入ってしまったり、連絡に滞りがあって制作が思うように進まないこともあります。

そんな中、ハモンドさんには、「早く描いても見栄えの良い描き方を考えておく」という方法を教えていただきました。

雲丹。

でもそれがなかなか見つからなくて…!!😭

私自身の2025年の目標として、「1週間で1枚絵を完成させる」「シンプルで可愛い描き方を身につける」というようなことを掲げていたのですが、理由はまさに「早く描いても見栄えの良い描き方を考えておきたかったから」なんですよね。

半年経って成果はどうだったのかというと、早く描こうと思えば描けるけど、その分考えたり悩む時間を少なくする必要があるので、自分としては苦しかったですね。

私のブログを読んでくださっている方ならなんとなく感じてくださるかもしれませんが、こうやって自分の考えを張り巡らせてじっくり考えるのが大好きなんですよね。

文章でも絵でもそれは同じで、考えて悩んだ分だけ「楽しい!」と感じることができるので、それを蔑ろにしてしまうと、たとえ第三者から見て良い絵だったとしても、自分の中では不完全燃焼な絵になってしまいます。

雲丹。

思い入れのない無感情な絵になってしまいがち…

ハモンドさんがおしゃっていたように、イラストレーターとして数々の仕事をこなしていくためにはある程度「自分は絵を描くマシーンなのだ」みたいなメンタリティは必要なのかもしれません。

雲丹。

全部が全部までとは言わず、時と場合によって使い分けられるようにはなりたいかも。

特に個展や二人展などの少人数展などは、枚数がかなり必要になってくる&自分にとっても楽しめるものにしたいという気持ちが強いので、そこの描き込み量とスケジュールの折り合いの付け方は今後も課題にしていかなければならないところだなあと思いました。

雲丹。

全作品描き下ろしは本当に大変だった…!その分達成感もあるけどね!

あまり時間をかけなくても満足できる絵柄の模索

これね〜!見つけたいですね。

アナログではまだ早くて満足度の高い絵というのは見つかっていないのですが、最近始めた色鉛筆やオイルパステルにはその感じがありそうだなとなんとなく感じています。

そう感じたきっかけが、少し前にCLIP STUDIO PAINTさんから、アクリルガッシュで有名なターナーさんとのコラボブラシがリリースされたこと!

https://twitter.com/clip_celsys/status/1899730356082991508

このブラシの中に「ガッシュ刷毛」というブラシがあるのですが、そのブラシで描いたデジタル絵が楽しくて…!!

これらは息抜きで描いた絵なのでさほど時間はかかっていないのですが(おそらく2時間くらい。当社比では短いです笑)、気持ち的にも満足のいく絵が描けたなと思いました。

実際にSNSでの評価も良かったので、自分の満足度と人から見た時の満足度が一致しているかも!と思いました。

アナログではないのでまだなんとも言えませんが、デジタルで絵を描く場合にはこの描き方が一番早くて満足度も高い描き方だなと思います。

デジタルからアナログへ描き起こした絵はこんな感じ。この絵では色鉛筆を使いました。

下描きから線画まで約2時間、色塗りが配信で2時間半くらいなので、5時間弱くらいで描けていることになりますね。

雲丹。

作品が小さいのもあって、早いのか遅いのかあんまりわからないけど…!

色鉛筆は、透明水彩やアクリルガッシュのように「色を作る必要がない」という点が大きな魅力だと感じます。

混色に頭を使う必要がないぶん、そのリソースを他の描き込みをしたいところに回せるので、結果的に気持ち的にも時間的にも満足度の高い絵に仕上がったのだと思います。

先ほどは「考える時間が多いほど楽しい」と記述しましたが、厳密には「デザインを考える時間」や「描き込む時間」が多いほど絵を描くことが楽しいと感じるということに気がつきました。

逆に「線画をしている時間」「混色などで色を作っている時間」など自分にとってあまり楽しくないと感じる時間を削ることで満足度とスピードが比例してくるのかもしれないなと思いました。

雲丹。

現段階で思いついた限りでは、
線画を必要最低限にする
色数を少なくして描き込みに専念する
安定して描けるものを増やす
などですかね。

色を塗ること自体は大好きなので、その中で削れる時間を探してみるのが大事なのかも。

メンタル面の話

つい最近、2日かけて描いた展示会用のラフが没になるというメンタル的にしょぼくれたタイミングがあったので、ピックアップしてみました!

絵を描いていると気分が落ち込むことって多いですよね。そんな時の考え方や行動についてのお話です!

絵が上手く描けなかった時の気持ちの切り替え

まずは何よりもよく寝ること!

自分のメンタルは比較的安定している方だと思っているのですが、それはしっかり睡眠をとっていることが大きく影響していると感じています。

雲丹。

7~8時間の睡眠は必須ですね!

睡眠不足なまま絵を描くと考えを巡らすこともできなくなるし、全てのことに対して投げやりになったり仕事が雑になったりします

この悪循環で自分の仕事や絵に満足できず、メンタルも落ち込んでいくという負のループにならないためにも私は睡眠を一番大事にしています。

睡眠を削って描いた絵に満足した経験が一度もないので、何よりもまずは睡眠ですね。

雲丹。

夜更かしせず規則正しい生活を心がけています。

あとは大好きなジャーナリングをすることですね!寝ることの次に効果絶大です。

絵が上手く描けなくて自分の力量に落ち込んでしまった時に、「どこが気に入らないのか」「なぜ上手くいかなかったのか」「次に活かすならどうしたいのか」など今心のうちにあるモヤモヤをノートいっぱいに書き出します。

そうすると、その時気がつかなかった解決策が湧いてきたり、なぜだか心が落ち着いてきたりします。

雲丹。

人に相談ができない時などにもおすすめ!

過去にもジャーナリングの記事がいくつかございますので気になる方は是非覗いてみてください!

自分の絵を分析してみよう

今のSNS時代はどうしても数字がつきものになってきて、その数字に悩む方もきっと多いのではないでしょうか?

「自分の中では上手くいったけど、評価がつかなかったもの」「自分の中では満足していないけれど、評価が良かったもの」「自分の中で満足かつ評価も良かったもの」など色々あるかと思います。

私の場合は、「自分の中では満足していないけれど、評価が良かったもの」に対して悩むことが多いのですが、「自分の中では上手くいったけど、評価がつかなかったもの」に落ち込んでしまう方もきっと多いと思います。

そんな時は数字だけに捉われずに、冷静に自分の絵を分析してみるといいと思います。

例えば、「自分の中では上手くいったけど、評価がつかなかったもの」に対して、「何が良くなかったのか?」「次改善するならどんなことを改善したいか」「じゃあ自分は本当にそれを描きたいのか」などいろんな角度から自分の絵を分析してみると勉強にもなるし、自分の描きたい絵がもっと具体的になっていくかもしれません。

雲丹。

いい時も悪い時も、たまには立ち止まって俯瞰して周りを見てみるとだんだん数字でメンタルが揺れ動くことがなくなってくるかも。

自分の絵を見てくれている人への意識

自分の絵を見てくれている人がいるからこそ、今の活動が成り立っているので、この意識はとても大事なことだと思います。

近づきすぎず、離れすぎず、ちょうどいい距離感でいたい。

SNS等人へ向けた発信で気をつけていること

私は割と好き勝手しゃべっている節はあるのですが、昔に比べて、絵に対する向き合い方(?)の発信をよくするようになりましたね。

ジャーナリングを通じて、「これ共有したらもっと多くの人の役に立てるのでは?」と思うことが多くなったからかもしれません。

雲丹。

ブログで発信していることのもっと簡易版みたいな感じ。

実際文字起こしした方が自分の頭の中が整理されやすいというのもありますし、辛いことや役に立ったことなど、みんなと共有できたらやっぱり嬉しいですからね!「自分だけじゃないんだ!」とわかるだけでも、スッと気持ちが軽くなる感じがします。

なのでこういった発信は今後も続けていきたいですし、いつかブログのまとめ本なんかも作りたいですね〜!文章いっぱいのやつ!

雲丹。

ライティングの勉強もしたい〜!!やりたいことが次々と増えていく。

人からのイメージのもたれ方の話

イラストのイメージからなのか、Xのポストなどの発言からなのか、とても「話しかけづらい」というイメージを持たれやすいです笑

無表情の女の子を多く描くからなのかなあ、友達から第一印象を聞いた時にも「ドライそう」と思われてたことはありました笑

雲丹。

ポンコツな面もかなり多いんですけどね!

実際のところ、「話しかけづらい」とか「ドライそう」という印象は、ある意味では当たっていると思います。

もともと極度の人見知りで、自分から積極的に話しかけられないタイプですし、話しても慣れていない人に対しては必要以上に丁寧になってしまっていつの間にか分厚い壁を作ってしまったりします。

さらに好きと無関心の境界線がはっきりしている性格なので、その雰囲気が画面越しにも伝わってしまっているのかもしれません。

雲丹。

なので話してみると、全然印象が違った!言われることはよくあります笑

人との距離感の話

もっと親しみを持ってもらいたいなと思っていたこともあったのですが、無理をしてしまうと自分も疲れてしまうし、必要以上に距離が近くなってしまうと距離を置きたくなってしまうタイプなので、実際の今のフォロワーさんとの距離感は居心地が良くて気に入っています。

もちろん絵の感想なども嬉しいですし、配信などでリスナーさんとお話しすることも大好きなのですが、それ以前に「私の絵を好きでいてくれたらそれで十分」というスタンスなんです。

雲丹。

私のことは絵の影だと思っておいてくださいくらいの感覚ですね。

なのでこれからも見てくださっている人とは程よい距離感で付き合っていけたらいいなと思っています。

いつも絵を見てくださり本当にありがとうございます!

昔と今で変わったこと

考え方や絵柄について昔と今で変わったことについてのお話。

変わったな!と思うこともあれば、意外と変わっていないのかも?と思うことなど新しい気づきがありました。

絵を描き続ける中で今と昔で考え方が変わったこと

昔と比べると、承認欲求は徐々に落ち着いてきたかなと思います。昔の私は、今よりも独りよがりで、他人のことをあまり考えていなかった気がします。

雲丹。

「自分の絵を見て!」と声高に言うわけではありませんでしたが、見てもらえないことへの不安感はとても大きかったと思います。


その気持ちが和らいだのは、自分の絵を見てもらえる機会が増えたことや、やりたいこと・できることが昔より格段に多くなってそのことに時間を費やすことが多くなったことが大きいと思います。

高校生の頃は、学校生活の合間に活動するしかなく、やれることも時間も限られていました。絵を描いて評価してもらえる場所は、当時の私にとってTwitterという狭いコミュニティの中だけでした。

ですが高校を卒業し、やりたいことやできることに費やせる時間が増えてから、少しずつ他人に目を向ける意識が芽生えてきました。

展示やイベントを通して、自分の絵を見てくれる人と交流する機会が増えたことも大きな変化だと思います。

実際に感想をいただいて人の温かさを感じたり絵に関する苦しさや辛さを共有できたりすると、その人にもその人なりの背景や苦労があることがわかるようになり、初めて他者を意識できるようになったのだと思います。

若い頃は、どうしても自分ばかりに意識が向きがちですが、それは自然なことだと思います。時間が経つにつれて、少しずつ周りが見えるようになり、自分も変わっていくんだなと感じています。

昔と今の絵柄の変化

好きなものに関してはほぼ変化がないかなと思います。絵画が好きになったくらいかな!

昔はイラスト一択で絵画の魅力は1ミリもわからなかったタイプなのですが、大学で絵画を学んだ経験からなのか、絵画を見ることがすごく好きになりました。

雲丹。

絵画を描く大変さがわかったからなのかな。まだ絵画を描く魅力には辿り着けていないのでいつか辿り着きたい!

絵柄に関しては変わったような気もするけど、過去の絵を見てみると面影がかなり残っているなと感じるので、実際のところあまり変化はないのかもしれません。

雲丹。

年中絵柄変えたい!と思っているんですけどね!長年培った癖はなかなか抜けないみたいです笑

逆に絵柄をガラッと変えられた人のお話なども聞いてみたいですね。好みが移り変わってはっきりと理想が見えるようになったから変えられたという方が多いのだろうか…。

そう思うと自分はまだ理想の絵があるけど、すごく明確かと言われるとそうでもないので、徐々に変化していく感じになるのかなと思います。

絵柄が変化することへの怖さもある

よく聞く言葉だと「昔の絵の方が良かった」などですね。

私自身はそのように言われること自体には怖さはあまり感じないのですが、何よりも「絵を描く仕事ができなくなってしまうのでは?」という不安のほうが大きいですね。

今はおかげさまで絵を描くことで生計を立てることができているし、自分にとって絵を描いて生活をしていくことは幼い頃からの夢であり、今後もずっとそうありたいという気持ちが強いので、それがなくなってしまうと考えるとすごく怖いなと感じます。

雲丹。

挑戦と安定の悩みがね…!!

安定を求めながら挑戦もしていくことを考えると、引き出しを増やしていくことが一番良いのかなと思います。

ただしその中でデメリットもあって、選択肢が増えすぎることもそれはそれで大変なんですよね…!(贅沢な悩みかもしれないけど)

私の場合は絵柄的な面ではなくて、使っている画材に対してそれを感じていて、依頼をする側からしたら何かに特化している人の方が依頼しやすいのではないかと思います。

看板の画材がない(少し前までは水彩かな?と思ってました)ので、私という人間がどんな人なのかというのがわかりづらいような気がしています。

画材だけに限らず、今はイラストレーターでもあり、動画投稿者(配信)でもあり、ブロガーでもありみたいなかなり複合的な要素をかけ合わせた活動をしているので、輪郭が少しぼやけた感じになっているのではないかと思うこともありますね。いわゆる器用貧乏みたいなやつです。

雲丹。

それなら何か一つのことに絞るのかと言われれば、その気は全くないのが現状です笑

ですが、この本で一つのことに絞らずに仕事をしていく生き方もあるんだ!というのを知って、勇気をもらいました。器用貧乏さんぜひ読んでみてほしい。(まだ読み途中)

「イラスト×動画」「イラスト×ブログ」のように興味のあることややりたいことが複数個あることで開ける道もたくさんあると思うのです。

画材の掛け合わせは現状これ!といったものが見つからないのですが(併用はあるけどどちらかが補助になりがち)、何か今後いいアイデアがひらめいたら私の人生はもっとワクワクするものになっていくのではないかなと思います。

雲丹。

絵の活動にモチベーションは必要不可欠なので、好きなことややりたいことをずっと続けていきたいですね。

今後やってみたいこと

やれることが多い分、やりたいこともたくさんあります!自己成長にも社会貢献にもつながるような、そんな活動をしていくのが今後の目標です!

ブログを通して自由研究がしたい

ブログはこういった考え方の発信もそうなのですが、もっと画材を使った研究やイラスト制作のノウハウに関する記事をたくさん書いてみたいです。

特に自分の悩みに特化した研究をしたいですね。まずは自分の悩みから!同じ悩みの人もきっといると信じてね…!

例えば、先述のテーマでもあったように「アナログ画材と彩度の問題の研究」、「色白陶器肌の研究」、「満足度とスピードの研究」、「私らしい衣装デザインの研究」などあげ出したらキリがないですね。実際に手を動かしながらやっていけたらいいなと思っています。

雲丹。

大人になってからやる自由研究だ〜!

動画編集の勉強がしたい

次に動画編集の勉強ですね!動画投稿を始めて2年ほど経つわけなのですが、動画編集の技術は正直全く向上していません

まだカットと字幕入れくらいしかできない初心者なので、もっと見てもらう人にわかりやすい動画編集ができるようになりたいなと思っています。

雲丹。

動きのある動画にしたい…!!

ただ勉強というのは、すぐに仕事に直結するものではないので、つい後回しになってしまいがちです。なのでこれからは、やりたいことと、生活のためにやらなければならないこと、そのバランスをしっかり考えていきたいと思っています。

動画編集については、一気にすべてを習得しようとせず、日頃投稿している動画に少しずつ新しい要素を学んで取り入れていけたら良いなと思います。

絵を描く人を増やしたい

最後にもっと大きな括りで考えた時のやりたいことは、絵を描く人を増やすこと!これまた壮大な夢なのですが、最近のやりたいことですね。

YouTubeの活動をするようになってからありがたいことに絵に関する質問を多くいただくようになったり、「動画を見てアナログイラスト始めました!」と報告を受ける機会がとても多くなりました。

そのおかげで今のYouTube活動が誰かのためになっているんだ!という自覚が湧いてきて、もっと絵が上手くなりたい人や、これから絵を始めてみたい人のきっかけ作りやサポートができればいいなと思ったのです。

ブログの活動もYouTubeの活動も見てくれている人のためになるそんな発信ができたらいいなと思います。

実は今自分の中で大きなプロジェクトが動いています。少しずつ進めているので始動はもう少し先になりそうなのですが、皆さんのお役に立てるようなプロジェクトだと思うので、ぜひ楽しみに待っていてくださると嬉しいです!

雲丹。

頑張るぞ〜!

まとめ

以上!ハモンド華麗さんとのおしゃべり企画の感想兼まとめ記事でした!たくさんのテーマがあったので、過去最多の文章量になってしまいました笑

最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます!

ハモンドさんの考え方もすごく参考になるものばかりでしたので、ぜひスペースのアーカイブを聞いてみてください!

そして、お誘いくださったハモンドさんにも改めて感謝です!作家さんと絵のことについてじっくりお話しする機会はなかなかないのですごく楽しかったですし、お話を通じて自分の考えを深めるきっかけにもなりました!

今回の企画を通じてもっといろんな作家さんともお話ししてみたいなと思いました。とても人見知りなのですが、私も勇気を出して誘ってみようと思います…!

改めまして長々とお付き合いいただきありがとうございました!この記事を通して少しでもお役に立てることがありましたら幸いです。

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